着物の売り方にはポイントがあります。着物が売れないとお悩みの方も多いようですね。
以下をチェックしてみてください。
着物自体の価値をチェック
売りたい着物でも、価値がなければどこに持っていても売れません。以下をチェックしてみてください。
着物の種類
着物には種類があります。黒留袖・色留袖・訪問着・色無地・振袖などです。
訪問着、色留袖、黒留袖、色無地の順に高い価格で売れる傾向があります。
もちろんこれは一例であって、様々な条件により価格が左右されます。
例えばあなたの売りたい着物が色無地で、着丈が短く、シミ・汚れがある高価でない着物の場合、多分売れないか、値段は付かないでしょう。
詳しくは古い着物を売るといくらになる？着物の種類別価格チェックを見てください。
着物の素材
着物の素材は絹、麻、木綿、ウール、化学繊維のポリエステル、ナイロン、レーヨンなどがあります。
一般的に着物の買取価格が高い順に、正絹、麻・木綿、ウール・化学繊維となります。
正絹の中でも、匁もんめの着物が高くなる傾向があります。
また、麻や木綿はシワになりやすい、色落ちしやすいなどのデメリットがありますが、産地によっては高い値段が付く場合もあります。
ウール・化学繊維についてはほとんど期待できません。価格が付かない場合も多いでしょう。
ウールは虫食いの被害にあいやすく、化学繊維は新品時から価格が安いからです。
着物の状態をチェック
いくら高級な着物でも、シミ汚れがついていると買取してもらえない可能性があります。
ただし、シミ汚れがついていても大丈夫と書いているネット専門着物買取業者もあるので、そういった店舗で見積もりしてもらうのはおすすめです。
次に、着物の価値を証明するものがあるかチェックしてください。
証紙があればベストです。
ない場合も、価値を正しく見極めてくれる専門業者なら、高い値段がつくかもしれません。
また着物の丈も重要です。着る人の身長に合わせて誂えるので、変えようがないからです。
身長の低い方の着物は、高い方は着れません。
身長が高い方の着物は、ある程度調整して低い方が着ることもできます。
着物を売る時期をチェック
同じ着物でも売り方によって価格が変わります。その条件の一つに時期があります。
時期に限りがある着物の場合、需要がある数ヶ月毎に高く売れる可能性が高まります。
例えば、振袖などは、1回しか着用していない正絹のフルセットなどは、見た目がよければかなり良い値段が付きます。
ただし、フルセットを成人式直前に売っても、あまり高い値段はつかないでしょう。
このケースは自分でリサイクルショップに持ち込んだり、メルカリやヤフオクなどのオークションサイトに出品する場合に限られます。
着物買取専門業者の場合は、購入者の都合というよりも、着物を売りたい方の都合に合わせて、タイミングを見て売れます。
着物を売る場所をチェック
全く同じ素材、身丈、作家の着物でも売り方によって大きく値段が変わってきます。
最大のポイントは売る場所です。売る場所には以下の選択肢があります。
- 着物専門の買取業者
- 地元のリサイクルショップ
- メルカリ・ヤフオク等のオークション
着物の売り方で価格が変わってくるのは、特に高級な着物の場合です。
本当はかなり価値がある着物なのに、地元のリサイクルショップに持っていったり、メルカリやヤフオク等のオークションに出品するともったいない！
価値が分からず、二束三文でしか売れないといったケースもあります。
もしも着物の価値が自分ではよくわからないという方は、着物専門の買い取り業者に見積もりしてもらうことをおすすめします。
テレビCM をしているような有名な企業が多く、ネットで依頼すると着物送付用の専用箱を自宅に送ってくれます。
それに着物を入れて送り返せば、すぐに見積もりしてくれます。見積もりが気に入らない場合は売らなければ良いのです。
スマホで写真を撮って、見積もりしてくれる業者もあります。
逆にヤフオクやメルカリなどのオークションの方が良い場合もあります。
七五三や成人式用の振袖などで、価格的にはそれほど高級ではないけれど、状態が綺麗で見た目もかわいらしいものがフルセット揃っている場合です。
上手に写真を撮れば、高く売れる可能性があります。
セットにする方、が買う側としてはそろえる手間が省け、着用時のイメージも湧きやすいので買いやすいです。
着物の売り方チェックポイントまとめ
以上着物の売り方についてまとめました。
着物の売り方はとても大事です。
本当はもっと高い値段で売れたのに、泣く泣く安い値段で販売してしまった、という話はよく聞きます。
逆にいくらもともと高い着物でも、今価値がなければ売れません。単なるタンスの肥やしになって、保管中にシミ汚れができてしまいます。
着物を売りたいと思ったら、できるだけ早く行動することが大切です。
