着物クリーニングの料金は平均いくら？白洋舎・ホワイト急便を調査

着物クリーニングの料金を専門店・白洋舎・ホワイト急便で調べました。

着物で出かけた時に、出来るだけ汚さないよう、気を付けているでしょう。

でも帰宅後確認すると、襟にファンデーションがついていたり、知らないうちにシミができていたりします。

着物のお手入れはどのようにするとよいのでしょうか。

着物クリーニングの種類も確認しました。

着物のクリーニング方法

着物のクリーニング方法には、主に以下の4種類があります。

洗い張り

洗い張りとは、一度着物をほどいて反物の状態に戻して、水洗いをする方法です。

汚れ落としはできますが、油汚れは落ちないので染み抜きを行います。

板に張って乾燥させ、各部分をしっかりと伸ばして、再度仕立てます。

再度着物に仕立てるので、汚れを落とすだけでなく、サイズ変更もできます。

その場合、洗う料金に加えて仕立て代が必要です。両方をあわせておよそ4～5万円前後です。

一般的なクリーニングとは少し違うイメージです。

生洗い

着物の「襟、袖口、裾の汚れている部分」をブラシで手洗いする方法です。部分洗いというイメージが合います。

丸洗い（京洗い）

着物をほどかずにそのまま洗う方法です。洋服のドライクリーニングと同様で石油系溶剤で洗います。

汗抜き

絹類は汗にも弱く、丸洗いだけでは変色の原因となります。汗抜きも部分的な水洗いです。

通常クリーニングに依頼すると、「丸洗い」の方法になります。

シミ抜きは別途料金が必要になりますので、シミのある部分を伝えるようにしてください。

何も言わないと、そのまま洗うだけになりますので、シミは落ちて戻ってきません。

夏の着物は特に、汗抜きも依頼することをおすすめします。

着物クリーニングの料金相場

着物のクリーニング料金の相場を調べました。

お店によって値段に差が出ています。

シミ抜きを別途請求する、通常料金に入っている場合など、サービス内容にも差があります。

丸洗いや汗抜きは国家資格を持っている人でないと担当できないため、仕上がりまでの必要日数にも差が出てきます。

普段利用している小さなクリーニング店であれば、ほとんど外注に出すことになるでしょう。

全国展開しているお店の代表として、白洋舎とホワイト急便について紹介します。

どちらも見かける事が多いお店で、着物のクリーニング技術もしっかりしているおすすめのお店です。

白洋舎

日本のクリーニング業界の最大手です。設立は1920年になります。

全国の都道府県にあると思っていましたが、そうではありませんでした。

北海道（道央地区のみ、札幌白洋舎が運営）、宮城県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、静岡県（静岡白洋舎が運営）愛知県、岐阜県、三重県、滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県、奈良県、広島県（広島市、廿日市市のみ）福岡県

上記以外の地域で「白洋舎」というクリーニング店があったとしても、全く別の関係ない会社です。

きものの洗いは”きもの和洗「やわらぎ」”という名称でサービスを行っています。

洗い張りや仕立て直しなども受け付けしています。

一部の工場では、着物の繊維にやさしい昔ながらの木製ドラムの洗濯機を使用して、絹の素材の光沢を逃さないようにしています。

洗いあがり時には、専用のたとう紙で包装して、箱入れでお渡しとなります。

最後の梱包まで手を抜いていない点は、受け取る側としては、着物を大切に扱ってもらったとうれしくなります。

ホワイト急便

1973年、熊本にてクリーニングサービスを開始しました。特徴は「朝出して、夕方バッチリ」とスピード感を強調したデイリークリーニングです。

フランチャイズ形式をとり、1988年に5,000店を突破しました。

クリーニング料金はエリアごとに異なっていて、各地域での最安値を目指しています。店舗によって通常のクリーニング料金も違う場合があります。

会員制度でサービスの質を高めようと、各店舗の特徴を出してお互いに切磋琢磨をしています。

全国の都道府県に展開していて、現在は7,000店舗です。

着物のランクによって３つのコースがあります。

通常は、3週間位の仕上がり予定になりますが、シミによっては1カ月程度でかかることもあります。急ぎの場合には、1週間から2週間程度となります。

至急対応が早い点はおすすめです。

着物クリーニングの料金は平均いくら？白洋舎・ホワイト急便を調査まとめ

着物クリーニングの料金は平均いくらなのか、白洋舎・ホワイト急便を中心に調査しました。

着物は実際にその品物を見てみないと、料金が確定しません。

自分にとっていつも出せるクリーニング店を持っておくと相談もしやすいです。

着物の手入れには洋服に比べ値段が高いです。

逆に洋服と同じくらいの値段であれば、クリーニングの過程で何かを省略していることも考えられるので、値段だけでの判断は禁物です。